更新日:2013年8月26日
大都市協が人事主管者会議(労務担当部長会議)に申し入れ
大都市労連連絡協議会(大都市協)は、8月22日、相模原市で大都市協ブロック会議を開催し、2013年の人事院の報告後における各都市人事委員会交渉についての取り組みなどを報告・協議した。その後、大都市人事主管者会議・労務担当部長会議(大人連幹事都市・相模原市)に対し、以下の申し入れを行った。
2013年8月22日
大都市人事主管者会議
労務担当部長会議様
大都市労連連絡協議会
申し入れ書
日頃から、大都市に働く職員の賃金・労働条件改善にご尽力されている貴職に対して敬意を表します。
人事院は8月8日、内閣と国会に対して2013年の国家公務員の給与等に関する報告を行いました。その内容は、月例給及び一時金ともに民間と均衡していることから据え置きとする一方、地域間・世代間の配分の在り方や、職務や勤務実績に応じた給与、技能・労務関係職種の給与水準などについて、給与制度の総合的見直しの検討を行うとした。給与構造改革の完了から2年しか経っていない今日において、さらなる制度見直し検討をすることは拙速であるとともに、新しい比較方法を用いて恣意的に較差を編み出し、合理的な説明がなされないまま制度見直しの検討が進められようとしていることは到底納得のできるものではありません。
大都市労連は、本年3月6日、貴職に対して大都市に働く職員の生活防衛と改善に向けた賃金水準を確保することを主な内容とする、「2013年賃金引上げ・労働条件改善に関する要求書」を提出しその実現を求めています。大都市に働く職員の勤務条件・生活実態は低下し、職員の不安は増大するばかりです。このような厳しい状況においても職員は公務公共サービスの質を低下させることなく、責任を持って業務に従事しています。
貴職におかれましては、職員が不安なく公務に専念できるよう、大都市での生活実態を直視し、職員の生活防衛と改善のために、下記の要求について真摯に受け止めていただき、誠意ある回答をすることを要請いたします。
記
以上
大都市人事主管者会議 ただいま、大都市労連連絡協議会の皆様からの申し入れをお受けしたので、慣例に従い、本日の会議の当番都市である相模原市から代表してお答えする。
皆様もご承知のとおり、地方自治体を取り巻く情勢は一段と厳しいものがあり、私ども地方公務員の給与を始めとする勤務条件について、各方面から強い関心が寄せられているところである。
このような情勢の中で、平成25年度の給与改定等について申し入れをいただいたところであるが、これらについては、各都市それぞれに事情もあるので、本日の会議で十分に協議したうえで、今後、諸事情を踏まえながら、各都市で対処してまいりたいと考えている。
大都市労連連絡協議会におかれては、ただいま申し上げた状況について、十分にご理解いただくようお願い申し上げる。
以上