更新日:2012年2月2日
市労連文化祭
市労連文化祭実行委員会は、「第5回フォトコンテスト」を実施しました。
各単組の協力の下に募集を呼びかけた結果、組合員26人からビギナーズ部門44点、エキスパート部門23点の応募をいただきました。
審査については、2011年12月21日に審査会を開催し、実行委員長・実行委員の立ち会いの下で近藤先生とともに厳正なる審査を行い、受賞された写真の表彰式と写真講習会を2012年1月25日に開催してきました。
なお、各部門の受賞作品と近藤先生の総評については次のとおりです。
☆☆市労連委員長賞☆☆ |
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☆ 高篠 明敬さん(市職) 『噴水遊戯』 ☆ |
☆☆特選☆☆ |
☆ 富重 さくらさん(市職)『スイッチバック(JR四国 土讃線坪尻駅)』 ☆ |
☆☆特選☆☆
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☆ 平元 一隆さん(市職) 『ひと休み』 ☆ |
☆☆準特選☆☆
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☆ 木下 佳昭さん(大交) 『いつかは・・・』 ☆ |
☆☆準特選☆☆
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☆ 吉岡 和信さん(市職) 『こんにちは!!』 ☆ |
☆☆市労連委員長賞☆☆ |
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☆ 今井 幸信さん(大交) 『年輪』 ☆
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☆☆特選☆☆ |
☆ 東 益生さん(水労) 『ツツジ満開』 ☆
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☆☆特選☆☆ |
☆ 平岡 裕司さん(大交)『どや、捕ったぞ!!』 ☆
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☆☆準特選☆☆ |
☆ 渡邉 訓行さん(大交) 『きぼう』 ☆
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☆☆準特選☆☆ |
☆ 松本 佳紀さん(市職) 『びょ~ん』 ☆
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☆☆準特選☆☆
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☆ 石井 伸幸さん(市職) 『ぐんぐん』 ☆
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☆☆準特選☆☆
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☆ 川上 雅之さん(市職) 『もーやだ』 ☆
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写真の歴史をみると紀元前に及ぶとされており、原理はアリストテレスが語っていたとされ、記録に残るものとして最も古いものは、レオナルド・ダ・ヴィンチによるものとされています。遥か昔から実像を写し出そうという概念はあったようです。
現在のようなロールタイプのフィルムが登場したのは、1888年 アメリカのイーストマン社がコダックというカメラを発明し、セルロイドに感光乳剤を塗布した100枚撮りフィルムとをセットにしたものが評判になり、世界で有名なイーストマンコダック社が誕生しました。
1925年には、カメラの代名詞とも言えるライカの基礎となるカメラも発表されました。
一眼レフカメラ誕生は1950年に発表されレンズ交換が可能で、シャッタースピードや絞り値を任意の値に設定することができ、厳密な構図決定ができ、ピント確認もファインダーで機能を備えている特徴ある重要なカメラでした。
余談ですが、どのようなカメラだったのかはハッキリとしないのですが、カメラの値段が高価で、家が買えるほどのものがあったと教えていただいた記憶があります。
1986年、使い捨てカメラ(正式名はレンズ付きフィルム)と言われる手軽なカメラが登場。1990年、デジタルカメラが発表され、経済的にも魅力なものとなり一般に幅広く普及することとなり、手軽に写真撮影が楽しめる時代になっています。
日常の記憶を写真で残すことが簡単にできるようになり、ただ記録するということだけに留まることなく、上手になりたい、作品に仕上げたいという意欲が生じて来ます。
一般にいいと評されるまでの写真に仕上げる上達手段は、使用するカメラに馴れること、使用するレンズの特性を理解しておくこと。そして何よりも数多く写真撮影をして経験を蓄積することが、最も上達の近道であることは前回にもお話いたしました。
日常の五感に響く情景に出逢った感動を、カメラを使って写真に残すことは非常に素晴らしいことだと思います。また、その感情を一枚の写真というメディアに残せることができるのは写真です。人間の脳の記憶は永遠には残りません、自然に忘れてしまうものです。それを写真に残しておくことは思い出を永く繋ぎ止めていくことの手助けです。 どのような写真であろうとも大事に整理をして残しておくことをお薦めいたします。
今回の出展作品を拝見いたしましての感想ですが、主役となる被写体の背景との配置関係を追及してほしいという思いに加えて、主役をさらなる主役に強調する方法を撮影者の個性を生かしながら、時には大胆に撮影することもご提案したいと思います。
株式会社 リアル・フォトグラフィ
近藤宏樹