更新日:2011年1月28日
市労連文化祭実行委員会は、「第32回写真撮影会・第4回フォトコンテスト」を行いました。応募は、組合員12人からビギナーズ部門19点、エキスパート部門12点の応募があり、2010年11月22日に写真の審査を行いました。審査については、実行委員長・実行委員の立ち会いの下、近藤先生とともに行いました。
また、審査された写真の表彰式を2011年1月26日、本庁舎地下1階第10共通会議室で行うとともに、写真講習会についても開催してきました。
なお、各部門の受賞作品と近藤先生の総評については次のとおりです。
☆☆市労連委員長賞☆☆ |
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☆ 山口 教嗣さん(大交) 『秋が来たね』 ☆ |
☆☆特選☆☆ |
☆前田 美代子さん(市職) 『うわぁ!きれいな蝶』 ☆ |
☆☆特選☆☆ |
☆ 奥田 健史さん(大交)『得点「10.0」 Excellent!!』 ☆ |
☆☆準特選☆☆ |
☆ 富永 孝さん(市従) 『愛ガモ』 ☆ |
☆☆準特選☆☆ |
☆ 向田 知一さん(学職組) 『可憐』 ☆ |
私たちは、それぞれに違った環境の中でさまざまな生活をし、その日常の中から何かを発見し、カメラで記録する。
気になるものはすかさずカメラでフレーミングして写真を撮る。
傑作写真にならなくても自分にとって意味ある一枚となる。
イメージ的な表現で理解していただくならこうだろう。
カメラとは、世界をありのままに記録する機械ではない。
あくまでも世界を「光と影」に置き換えて記録する機械。
写真は現実世界の99%の情報を捨て、「影」となった1%の情報を「選択」することで何かを伝えるものであると。
その「選択する行為」の主体はあくまでも自分自身。
日常見慣れた身の回りを、写真に撮ることでありふれた日常の中から何かを発見し、カメラに記録する。
写真とは、世界を見ることで自分を発見するメディアである。
人物撮影の場合、近づけば近づくほどその人の息遣いを感じながら撮ることになる。
離れて撮ればカメラの存在すら感じさせずに撮ることができる。
私たちは日常さまざまな距離を保ちながら生きている。
満員電車に乗れば、見知らぬ人と密着するので心に強烈なバリアを張る事になる。
そのバリアこそが、その人間の社会的な個性ともいえる。
どの位置から撮るか、それは撮影者と被写体の関係を撮ることといえる。
写真には言葉にできない力を写し込むことができる。
わずか2、3秒の出来事だった瞬間が引き込まれるようにシャッターを切った。
写真で伝えたかったことがタイトルになる。
株式会社 リアル・フォトグラフィ
近藤宏樹