本文へジャンプしますcorner大阪市労働組合連合会
更新履歴主張・見解政策提言市労連とはごあいさつ市労連のはじまり組織体制お問い合わせ先用語集リンク集HOME
HOME市労連の活動 > 記事

更新日:2007年9月14日

市労連文化祭フォトコンテスト表彰式を開催しました

市労連執行委員長賞に辻さん(市職)の作品を選考
市労連執行委員長賞の辻 由浩さん(市職・写真中央)写真左より 市労連三戸文化祭委員長(水労委員長)、1人おいて近藤先生

 市労連文化祭事業の一環として写真撮影会を実施してきた経過を踏まえ、初めての試みとしてフォトコンテスト24人の応募で実施されました。

 今回のテーマは『都市』。参加者は、このテーマをどのように自らの感性で表現しようかと、取り続けた作品で応募をしてきました。

 8月2日(木)市労連会議室で応募作品52点の審査を、実行委員長・実行委員の立会いのもと、近藤先生によって行われました。審査された作品の表彰式は、9月7日(金)午後6時30分より本庁第8共通会議室で行われました。表彰式終了後、講習会を開催しました。なお、各賞の受賞作品をご紹介します。

執行委員長賞 『これから』 辻 由浩(市職)
特選 『青のある風景』 富重 さくら さん(市職)
『謎の階段』 小嶋 亨 さん(市職)
『耀』 川中 実丸 さん(大交)
『ライトアップ イン 上海』 本田 豊 さん(水労)
準特選 『消えゆく路地裏1』 福元 等さん(市職)
『照らすもの』 門田 歩 さん(市職)
『幻想』 高篠 明敬 さん(市職)
『コンクリートのキャンパス』 大平 正さん(大交)
『共生』 多田 泰三 さん(大交)
『大日本人? その1』 勝井 潤三 さん(市大)

市労連文化祭 フォトコンテスト総評

 日頃の見慣れた風景を写真に撮るというテーマは、どのような結果となって一枚の写真プリント(作品)に仕上がったでしょうか。旅行・出張等で見知らぬ場所に行って、観る風景には、すべてに新鮮さが感じられるものです。珍しさが相まって、ついついシャッターを切るのですが、プリントに仕上がった写真を見ると、その時々のシャッターを押した感覚が、感動をそのままに表現されていないと感じるものです。じゃあ、どこが悪かった・どこが足らなかったのかと反省をして見ましょう。いろいろなことに気付くと思います。

  • レンズ画角の問題。(広く写しすぎて、どこに感動したかがあいまいになってしまっている)
  • 画面が(プリント)シャープではない。
  • 露出が的確ではない。
  • ピントが感じるところに合っていない。

など、いろいろな要素がみつかることでしょう。

 それでは、見慣れた風景にカメラを向けて、写真を撮ることには、どのようなことに的を絞ればよいのでしょうか。ただ闇雲にカメラを持って行動したとしても、果たして感じる風景・光景に出会うでしょうか。思い返してみてください。

 カメラを持っていない時に、また写真を撮らない状況にあってどのくらいの感動するシーンに遭遇しましたでしょうか。冷静に自身を振り返ってみてください。あまり、そのチャンスに巡り合っていないことに気付くものです。また、反対に、カメラを手にして写真を撮ろうとしている時、自分の目に入ってくる風景・光景ははたしてどのようにみえているのでしょうか。

 日々の日常生活の中にある自分を思い起こしてください。どのような気持ちで、生活をしているのでしょう。そこに写真を撮るヒントがあるように思います。例えば、通勤中の自分の感情をいろいろな状況下で(電車の中・バスの中・等)周りの風景・光景を観てみることにより、その感情をその光景に感情移入してみる。レンズを介してそれを見ることにより写真によって表現する手法があります。

 そのことを一般には、ドキュメント写真といわれるものです。写真という言葉を考えると、真実を写すと書きますが、写心という言葉に置き換えてみて下さい。いかがでしょうか。ますます写真の奥深さが伝わってくることでしょう。
このことに関しては、熟練を要しますが、一歩入るとどんどんと進化していくものです。
 今後の皆様方の写真の技術向上に期待をしまして、総評とさせていただきます。

リアル・フォトグラフィ 近藤宏樹

 

copyright 2005- 大阪市労働組合連合会