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更新日:2013年3月21日

2013年統一賃金要求対市申し入れ

2013年統一賃金要求対市申し入れ 議事録

組合 本日は、2013年統一要求について交渉を行いたい。

 市労連は、3月13日に2012年度市労連第1回委員会を開催し、当面する2013年春季生活改善闘争を闘う方針と、市労連2013年統一賃金要求を確認した。

 それでは、ただ今より、2013年統一賃金要求を申し入れる。

 申し入れについては以上である。

 その上で、申入れにあたって指摘しておきたい。

 政府が決定した内容は、国の特例減額措置に準じた給与削減を地方に強制しようとするもので、地方交付税を一方的に削減し、7月から実質的な給与減額を地方に求める手法は決して認めるわけにはいかない。

 給与の決定は、各自治体における労使交渉を踏まえて行われるものであり、地方公務員給与に対し、実質的に国と同様の減額要請を行うことは、地方公務員法の趣旨に反するばかりか、地方自治と労使自治の本旨を根底から揺るがす重大な問題である。

 大阪市では、すでに大幅な給与カットと給与制度改革などで、ここ数年民間より低い水準であり、組合員の生活実態からも、大阪市としての主体的な判断で、これ以上の給与削減を行わないよう改めて求めておく。

 その上で、本日申し入れた「市労連2013年統一要求」は引き続き、組合員が大阪市の公共サービスを担う上で重要な要求であり、使用者である市側の責務において、組合員の置かれた状況を十分踏まえて真剣に対処されることを強く求めておく。

 また、雇用と年金の接続課題は、喫緊の課題であり、現在、中央段階では公務労協と国家公務員制度改革推進本部事務局との交渉が進められており、希望者全員が再雇用されることを前提に、再任用制度で対応することが3月中にも閣議決定がされる見込みであり、早急に大阪市の対応を取り纏め、運用面も含めた必要な交渉を行うよう求めておく。

 繰り返しになるが、職員の生活実態、勤務条件・職場環境の改善は、労使の自主的・主体的な交渉と合意により決定されるものであり、この間の賃金交渉で確認した労使協議の経緯を踏まえた誠意と責任ある市側対応が必要である。

 市労連は、この間の労使交渉において、たとえ組合員にとって厳しい内容であっても「協力するべきは、協力する」との立場で、労使合意を前提に交渉を行ってきた。しかしながら、この間の交渉での市側対応は、結論ありきとも言うべき姿勢に終始し、労使交渉を通じて解決をはかるとは言い難い対応を繰り返している。市側は、労働組合敵対視の姿勢を直ちに改め、労使対等の原則に則り、市労連及び傘下の各単組との健全な労使関係の構築に努めるよう強く求めておく。

市側 ただ今申し入れをお受けしたところであるが、私ども公務員の人事、給与等の勤務条件については、制度の透明性を確保しつつ、市民に対する説明責任を十分に果たすことがこれまで以上に求められている。

 要求については今後、慎重に検討するとともに、十分な協議のもと交渉を進めてまいりたいので、よろしくお願いする。

以 上

 

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